子ども写真の撮り方コラム6・ふんわり優しいポートレート(人物写真)を撮るコツ

子ども写真の撮り方・ふんわり優しいポートレートを撮るコツ

【2015年6月12日公開】

「どんな写真を撮りたいですか?」という写真教室での問いかけに「ふわっとしたやわらかい感じの写真」「優しい雰囲気の写真」と答えるママが多いです。確かにお子さんだけにピントが合って背景が大きくボケた写真はステキですよね。

今回はそんな「ふんわりと優しい雰囲気のポートレートを撮るコツ」をお伝えします。

ふんわりと優しいポートレートを撮るポイント

ふんわりと優しいポートレートを撮るためのポイントは、次の2つです。

*背景のボケ
*やわらかい光

背景をぼかす要素

背景をぼかす要素は4つあります。作例と一緒に1つずつ確認していきましょう。
※絞り優先モード(A/Av)で撮ります
背景をぼかす要素

絞り値が小さいほどボケる

絞り値が小さいほどボケるF8絞り値が小さいほどボケるF1.8

レンズの絞り値(F値とも言います)を小さくするとボケが大きくなり、数字を大きくするとピントの合う範囲が広くなります。ふんわりと背景がボケた写真を撮りたいなら、レンズの絞り値は小さい数字にしましょう。
絞りについて詳しくは、第2回「オートはダメなの?」へ

レンズが望遠のほうがボケる

レンズが望遠のほうがボケる28mmレンズが望遠のほうがボケる200mm

ポイント1で「絞り値が小さいほどボケが大きくなる」と書きました。

上の2枚の写真はどちらも絞り値が5.6 です。同じ絞り値なのに、背景のボケ具合がだいぶ違いますよね。ボケ具合はレンズの長さ(レンズに○○mm と書いてある数字です)も関係しています。

ズームレンズをお持ちなら、そこに書いてある数字を確認してください。18mm~55mm と書いてあったら、数字の大きいほう(遠くのものを大きく撮れるレンズの望遠側)が、ボケが大きくなります。ズームレンズなら、なるだけズームして使いましょう。

お子さまと背景が離れるほどボケる

お子さまと背景が離れるほどボケる/背景が近いお子さまと背景が離れるほどボケる/背景が離れている

背景を大きくぼかしたいなら、お子さま(被写体)と背景をできるだけ離すこと。

上の写真は、ポイント1の絞り値とポイント2のレンズの長さは同じ設定で、お子さまと背景の距離を変えたものです。お子さまと背景が近いと、いくら絞り値を小さくして望遠レンズで撮っても、あまり背景がボケません。背景をぼかしたかったら、お子さまと背景を離しましょう。

カメラがお子さまに近いほうがボケる

カメラがお子さまに近いほうがボケる/カメラが離れているカメラがお子さまに近いほうがボケる/カメラが近い

ポイント1の絞り値とポイント2のレンズの長さ、ポイント3お子さまと背景の距離は全く同じで、カメラとお子さまの距離が違う比較写真です。ぐっとお子さんに寄った写真(右)の方が背景のボケが大きくなります。

やわらかい光で優しい印象に

「やわらかい光」ってどんな光?という方は、まずこちらの写真を見てください。
やわらかい光固い光

室内の窓際で、左はレースのカーテン越し、右は直射日光で撮ったものです。

天気が良い晴れた日は、いい写真が撮れそうなイメージがありますが、強い光が当たる部分と影になる部分の明暗差が大きくなり影もきつくなります。直射日光や晴れた日の強い光は「かたい光」です。

「曇りの日」は、レースのカーテンをひいたように光がやわらかいので「ふんわりと優しい感じ」の写真を撮るのにピッタリなのです。

よく晴れている日は、木陰や建物の陰など直射日光の当たらない場所にお子さまに立ってもらうことで、やわらかい光で撮ることができます。

木陰で撮影建物の影で撮影

たくさんの要素が出てきて「難しい!」と感じたかもしれませんが、慣れれば「ふんわりと背景をぼかした写真」は簡単に撮れるようになります。

新緑がキレイな季節。ぜひ公園で試してみてくださいね!

夏の思い出をのこそうへ

※このコラムは、2015年1月~12月まで、トレンドマイクロ株式会社・ジュエリーボックスのサイトで連載されたものを転載しています。

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